
気になりながら、なかなかできないのが片付けです。
「片付けなくては」という思いを、ずっと抱えているのはつらいですよね。
まずは小さく一歩踏み出して、片付けきることから始めましょう。
少し集中すればやりきれるのが、冷蔵庫と下駄箱です。
片付け後は、気持ちが軽くなります。
冷蔵庫と下駄箱の片付けをおすすめするワケ

冷蔵庫と下駄箱、中に収納されているものは異なりますが、共通点が2つあります。
・狭いスペースだがモノが多い
・収納されているものが、必要かどうかの判断がしやすい
多くのモノを整理して不要なものを捨てる経験に、冷蔵庫と下駄箱はピッタリなのです。毎日、見て使う場所でもあるので、きれいに片付けた自分に自信が持てるようになります。
どちらも狭いスペースですから、やりきることができます。達成感を味わって、次の場所の片付けにつなげましょう。
冷蔵庫の食品は食べるか捨てるかの判断がしやすい

食品には処分の目安にできる明確な基準があります。
・賞味期限や消費期限
・食品の鮮度・腐敗など
・食べるか食べないか
賞味期限や消費期限は食品を安全に美味しく食べる期限です。賞味期限が迫っているものは優先して食べてしまいましょう。消費期限を過ぎたモノや、傷んだり腐ったりした食品は処分するしかないと、明確に判断ができますね。
また、頂き物などで、食べないまま長期間冷蔵庫にあるものは、思い切って処分の対象にしましょう。
冷蔵庫内の片付け方
まずは、冷蔵庫からはじめましょう。
片付けようと決めた日から当日に向けて、買い物を控えて冷蔵庫の中のものを減らしましょう。中身が少ないほど短時間で片付きます。暑い時期は食品の傷みを防ぐために、エアコンで涼しくして行いましょう。
片付けは、中のものをすべて出し整理して、必要なものだけを戻す作業です。冷蔵庫は冷蔵室、冷凍室、野菜室がありますので、一か所ずつ整理し片付けていきましょう。
冷蔵庫の中は食品ですので、長時間出しっぱなしにできません。手早くするのが重要なポイントになります。冷蔵庫や冷凍庫の扉の開けっ放しを防ぐためにも、一気にやっていきましょう。

【準備】
冷蔵庫の近くに、冷蔵庫の中のものを出す場所を確保します。
食卓テーブルの上や流し台の調理スペースが活用できます。冷蔵庫から取り出して数歩で置ける場所が理想です。
【手順】
冷蔵庫の中のものをすべて出します。
ドア飲料などから出しはじめ、肉や魚は一番あとで取り出します。出し終わったら、庫内の温度が上がるのを防ぐために扉を締めましょう。冷蔵庫の中をすべて出すと、ずいぶん前の瓶詰めや、行方不明になっていた食品なども出てくるかもしれません。
捨てるものと冷蔵庫に戻すものに仕分けていきます。
食べるか、食べないかで判断して機械的に分けていくのがおすすめです。古いもの、消費期限が切れた食品は迷わず捨てましょう。タレや醤油の小袋を保存して、使わなかったものも捨てましょう。
仕分け終わったら、食べるもの、使うものだけを冷蔵庫に戻します。
余裕があれば、食品を戻す前に除菌スプレーをかけた布巾で冷蔵庫の中を拭き掃除します。
食品の整理に時間がかかる場合は、食品が傷まないことを優先してください。この手順で、野菜室、冷凍庫も片付けていきましょう。 食べものを捨てることに抵抗がある場合は、「ありがとう、食べられなくてごめんね」と一声かけ、丁寧に捨てると気持ちが落ち着きます。
下駄箱が履けない靴の倉庫になっていませんか?

靴には「履けない・履かない」という基準があります。
・履きづらい靴(サイズが合わない・靴ずれがするなど)
・傷んでいる靴(修理してまでは履かない靴)
・今の自分のファッショに合わない靴
下駄箱が靴でいっぱいなのに、日々履いている靴は数足というのはありがちです。履けない靴を思い切って手放して、すっきりした下駄箱にしましょう。
下駄箱の片付け方
下駄箱の片づけは、天気のいい湿度の低い日がおすすめです。
下駄箱の片付けで最も重要なのは、パートナーと一緒に作業することです。要不要は本人でないとわかりません。履きやすい靴を捨ててしまったなどが起こらないように、自分で判断することが大切なのです。

【準備】
新聞紙か汚れてもいいピクニックマットを準備します。
下駄箱の靴を、すべて並べられる広さを目安に、玄関のたたきや廊下部分に敷きましょう。
【手順】
下駄箱のものを全て出します。
まずは、下駄箱から靴をすべて出しましょう。靴のお手入れ道具もあれば出します。
出した靴を、次の3つに仕分け、整理します。
・手放す靴 … はきづらい、傷んでいる、今の自分のファッションに似合わない
・これからも履く靴 … 今履いている、冠婚葬祭用など、修理してもはく
・保留の靴 … 捨てる決心がつかない
これからも履く靴は、下駄箱のとりやすいところに収納します。
保留の靴は取りづらい場所でも大丈夫、1年などで期間を区切って見直してください。子どものファーストシューズのように特別な思い出のものは、別の場所で保管してもよいでしょう。
靴のお手入れ道具は、ひとまとめにして下駄箱の取りやすいところに収納しておきましょう。
履きづらい靴の中には、少ししか履いていない靴もあるかもしれません。いつかは履くかもしれないと思っても、足に合わない靴に、そのいつかはやってきません。
状態がよい靴なら、人に譲ったり、アプリで売ったりという方法もあります。梱包や発送が面倒でなければ、フリマアプリでの出品も楽しいものですよ。
自信をもって次の場所の片付けへ

なかなか片付けに取り掛かれない方は、冷蔵庫と下駄箱からはじめてください。
整理し片付けができたら、長らく思っていた「片付けなくては」という心の荷物を下ろせます。
片付けるときは、
(1)場所を決めて
(2)中のものをすべて出し
(3)必要なものとそうでないものに分けていく
(4)使うものは使いやすく収納する、不要なものは処分する
(5)決心がつかないものは保留箱に入れ、期限を区切って再度見直す
次は、お風呂とトイレ、洗面台周りの片付けにチャレンジしてはいかかでしょうか。
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