50代からの断捨離は
幸せな老後へのターニングポイント

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年を重ねれば重ねるほどモノが増えてくるのは当然ですよね。思い出の詰まったモノに囲まれて幸せを感じることもあるはずです。

しかし、最近、モノの整理整頓が思うようにできず、どこに何があるのかわからないなんていうことはありませんか?または、あふれるモノにつまずいて転んでしまったなんていうことも。

それって、もしかしたら人生のターニングポイントを迎えているのかもしれません。
そこで、ここでは幸せな老後のための頑張り過ぎない断捨離をオススメしたいと思います。
ぜひ、ご覧くださいね♪

断捨離の本当の意味

もうすっかりお馴染みになった断捨離という言葉ですが、これはクラター・コンサルタントの『やましたひでこ』さんが、ヨガを通じて仏教的な教えに視点を充てて考案されたものです。

その仏教的な教えこそが「断行」「捨行」「離行」と言われています。

では、この3つの「行」とは何をあらわすのか仏教的な教えから紐解いてみましょう。

・「断行」入ってくる要らないモノを断つ
・「捨行」要らないモノを捨てる
・「離行」様々な事柄への執着から離れる

ここでお気づきですか?断捨離とは決してモノを捨てるだけではなく心の解放でもあります。断捨離をすることで部屋がスッキリすれば心も体も軽やかになり快適な老後を送ることができるのです。

※クラター・コンサルタント:住まいと心のガラクタをコンサルティング

幸せな老後のためのターニングポイント

断捨離の意味がわかったとは言え、いきなり行動には移せないものです。なぜ、年を取るとなかなか行動に移せないのでしょう。

それは、今あふれかえっているモノは思い出の詰まったモノだから。モノがない時代に育ちモノがあることで幸せを感じていたからではないでしょうか。そして、何と言っても年を取ることで物事を計画的に進めることが難しくなっているようです。

しかし、断捨離の意味を知った今こそが幸せな老後のためのターニングポイントでもあるのです。数々の思い出はあなたの胸に焼き付いています。モノを減らせば新しい自分との出会いがあるかもしれませんよ。

まずは、頑張り過ぎない断捨離からはじめてみませんか?

断捨離のメリット(利点)

モノを大切にする人にとって断捨離はかなりキツイ作業となるでしょう。モノを大切にすることが美徳だと育った世代の人にはモノを捨てることは悪だと感じるのも頷けます。

しかし、断捨離は不要なモノを捨てることであり大切なモノまで捨てることではありません。では、断捨離をすることでどんなメリットがあるのでしょう。

1.転倒のリスクが減る

不要なモノを捨て部屋がスッキリすれば転倒のリスクも減ります。年を取ると体のコントロールが利かなくなり、モノにつまずいて転倒しやすくなりますよね。

転倒して骨折すると寝たきりになる可能性もあるので注意が必要です。

2.モノを探す手間が省ける

部屋が整理整頓され片付いていれば必要なモノを探す手間も省けます。反対にモノであふれ返っていると探すのも面倒になり、また新しいモノを買ってきたりしませんか?するとまた、モノであふれ返ってしまう悪循環に陥ります。

3.家族の負担が減る

生前に少しずつでも断捨離しておけば、あなたのイザという時に家族に迷惑をかけません。子どもから見ればあなたが残したモノは不用品となり処分することになるでしょう。少しずつでも断捨離することで家族の負担を減らすことが親としての思いやりではないでしょうか。

4.清潔になる

断捨離をすることで空間ができ、清潔になります。モノが減れば今まで入りきれなかったモノがタンスや押し入れに収まり部屋の風通しも良くなるでしょう。部屋の風通しが良くなればカビや雑菌の繁殖も防ぎ清潔に過ごすことができるのではないでしょうか。清潔を保つことで健康的な日々を送ることができます。

5.災害時にすぐ持ち出せる

不要なモノを捨て、必要なモノが整理整頓されていると災害時や急な入院などの際にすぐに必要なモノを持ち出せます。また、誰か代理の人が持ち出すにも見つけやすいですよね。

以上、ここまで5つのメリットをお伝えしましたが、断捨離をすることで物理的なモノだけではなく気持ちまでスッキリ爽やかになるのも大きなメリットだと言えます。

頑張り過ぎない断捨離で心豊かに

思い出の詰まったモノや愛着があるモノを手放すことはとても勇気のいることです。そして、モノを捨てることは損することだと思いがちですよね。
しかし、断捨離にはたくさんのメリットがあり、断捨離をすることで得をすると考えれば自然に不要なモノを捨てることができるのではないでしょうか。

また、不要なモノを手放しお気に入りのモノだけに囲まれて生活していると本当に必要なモノだけを買うのでお金の無駄も減ります。たとえば、ついつい便利そうだからと100均などで無駄なモノを買ってしまうことが減ります。無駄使いが減ればお金も増えますよね。

更には、断捨離を宗教的視点から見ると人に対しての執着もなくなるので人間関係の悩みからも解放され心が軽くなります。頑張り過ぎない断捨離で心も体もマネーも豊かになれば老後は安泰ですね。

断捨離モノを捨てる基準

モノを捨てる基準は人によって異なりますが簡単な考え方として次の方法があります。

・毎日少しずつ

一度にやろうと思うと気が滅入ってしまいますが毎日1個か2個を目標に捨てれば1年後にはスッキリ

・2年使わなかったモノ

タンスの肥やしとなっている服や靴、バッグや食器など2年使わなかったモノは捨てる

・消費期限の切れたモノ

消費期限の切れた調味料や開封後半年以上使ってない薬品類は捨てる

・リサイクルショップに売っていたら買うか買わないかを想像する

自分がリサイクルショップに行ってお金を出してまで買いたくないモノは捨てる

・迷ったら、とりあえず箱を用意し使わなかったら捨てる

どうしても判断がつかない場合は、とりあえず空き箱に入れ期限を設け、期限までに使わなかった場合は捨てる

まとめ

断捨離とは一見、モノを捨てることだけに捉われがちですが実は人生さえも変えてしまう行いでしたね。また、断捨離をすることでモノとの関係を見つめ直し心の整理整頓もできます。不要なモノを捨てることで執着心から解放され、新しい自分を発見できるのです。

人生のターニングポイントだとも言える50代からのシニア世代は、頑張り過ぎない断捨離で幸せな老後をゲットしましょう!