洗面所の片づけ方 使いやすさを考えると日々が楽になります!

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洗面所は、狭いスペースにこまごましたものが多いところです。物の種類は、衛生品や日用品などと決まっています。やってみると、サクサク片づけが進みます。洗面台をすっきりさせ、洗面台下収納庫に入っているものを整理してシンプル生活を目指しましょう。

洗面台の整理は難しくない

洗面台は短時間で片づけられる場所です。洗顔アイテムや日用品のストックなど、物の種類が決まっているため、使っているものと、使っていないものがわかりやすいのです。

まず片づけ方を説明し、後半で「使うもの」「使わないもの」を仕分けるときのポイントを紹介します。

洗面台の片づけ方

洗面台は「鏡の裏や左右の棚と洗面台の上」「洗面台下の収納庫」の2か所に分けて整理を行います。
方法は2か所とも、「すべて出す⇒仕分ける⇒使うものを戻す」の手順で行います。

<手順>
(1) 中のものをすべて出す
(2) 空になった棚、収納庫を拭き掃除する
(3) 出したものを「使うもの」「使わないもの」「どちらにするか迷うもの」の3つに分ける
(4)「使わないもの」は処分。「使うもの」は棚や収納庫に戻す
(5)「迷うもの」はひとまとめにして箱やケースに入れて、別保管する

洗面台の上部の棚と下部の収納庫では収納の仕方が異なってきます。
上部は棚がついていて、高さがあり、奥行きが浅い。下部の収納庫は、棚がなく、奥行きが深いという特徴があります。

上部の棚と洗面台上の片づけ方

洗面台上部の片づけの目標は、「使い勝手よく収納し、使ったら元の場所に戻せる片づけ」です。
手の届くところによく使うものを、手を伸ばして取る上の方には使用頻度の低いものを置きます。


手が届きやすいところ・・・歯磨きチューブ、洗顔料、化粧水、シェーバーなど
高い位置・・・綿棒や在庫の歯ブラシ、在庫の石けん、たまに使うヘアスプレーなど

洗面台の上は、ハンドソープと歯ブラシ・歯磨きコップ、入れ歯用の洗浄ポットを置きます。
水にぬれたものは、棚には戻しづらいため、出しっぱなしの方が使い勝手がいいものです。

置く場所を決めて、洗面台の上が乱雑になるのだけは避ける気持ちで使いましょう。ものが少ないと、掃除がしやすいメリットもあります。

下部の収納庫の片づけ方

洗面所には洗濯機があり、お風呂の隣でもあります。洗剤やシャンプーがすぐ取れるため、洗面台下の収納庫にストックを収納しているご家庭が多いようです。

収納庫は「見やすく、取り出しやすく片づける」を目標にしましょう。

(3)の方法で仕分けた「使うもの」を、再度グループに仕分けます。

・お風呂で使うもの
・掃除や洗濯に使う洗剤など
・掃除に使うスポンジなどの道具
・その他必要に応じてグループを作る

グループ化すると、何がいくつあるのかが、わかりやすくなります。
ストックは数を覚えておき、あるものをまた買わないようにし、「ストックは1個、それを使ったら1個買う」と決めましょう。ストックの増えすぎを防げます。

収納時には、グループごとに、ボトルや詰め替え袋を立てて入れていきます。スポンジなどの小物は、ケースかフタのない箱に入れ、中のものを、紙に書いて貼るとわかりやすいです。

今までつかっていた洗面台下用の収納ケースがある場合は活用しましょう。
しかし、ケースがあるために収納しづらい場合は、無理にケースを使う必要はありません。
収納量が欲しい場合は、洗面台下収納ラックなどで2段にしてもよいでしょう。

洗面台で迷わず処分してもいいのはこの5つ

洗面台にあるもので、処分してもいいものを5つご紹介します。

・旅館やホテルのアメニティ

旅先から持ち帰った宿泊先のアメニティがたまっていませんか? 家ではお風呂にある使い慣れたモノを使います。処分しても後悔のないものです。

・しっくりこない化粧品

少しだけ使って、合わないと使っていない化粧水やヘアケア用品はありませんか? ずいぶん前のものかもしれません。ボトルを見るたびに、買い物に失敗したと胸が痛みます。処分した方が、気持ちも場所もすっきりします。

・化粧品などのサンプル

化粧品のサンプルは、小さな文字が読みづらくて、結局使わないまま、たまってしまいます。小袋の化粧品は、市販のボトル入りに比べて使用期限は短いのです。今あるものは処分し、これからはすぐに使いましょう。

・空のボトルや容器

詰め替えができるタイプのシャンプーや洗剤のボトルを使わずに置いていませんか? すぐ使うのでなければ処分してものを減らしましょう。

・うがい薬や洗眼薬は消費期限を確認

うがい薬や洗眼薬にはボトルに消費期限が記載されています。消費期限が過ぎたものは処分すべきです。

タオルは何枚ありますか?

タオルは捨て時がわからず、いつの間にか枚数が増えていくものです。
夫婦2人暮らしで毎日洗濯をする場合、必要なタオルの枚数は8~10枚、バスタオルは4枚程度です。

処分を決めたタオルは、はさみで半分に切っておきます。綿100%なので吸水性がよく、拭き掃除などに便利です。無駄にせず使い切って処分しましょう。

「迷うもの」に仕分けたものは1年後に見直しを

「迷うもの」に仕分けたものは、まとめて箱などに入れて保管します。洗面所内に余裕があれば、洗面所内に。余裕がなければ、他の部屋の物入れでも構いません。

箱にわかりやすく、「〇年〇月〇日に見直す」と1年後の日を書き、それが見えるように収納します。途中で、使うものがあれば、箱を開けて中から必要なものを取り出して使います。

1年後に、再度仕分けをしましょう。

洗濯機周りの片づけ

洗濯機周りを片づけるときも「すべて出す⇒仕分ける⇒使うものを戻す」の手順で片づけます。

洗剤などを一度すべて集めましょう。同じものがいくつもある場合は、一つに絞ると物が減って、片づけやすくなります。

例)柔軟剤が香り別に3種類ある ⇒ 一番よく使うお気に入りを残して他は処分

洗面所には他に、タオル入れの棚などがあるかもしれません。同じように、「すべて出す⇒仕分ける⇒使うものを戻す」を実行してください。
今使うものだけになると、洗面所がシンプルに使いやすくなります。

まとめ:片づけの習慣がつくと思わぬメリットも

洗面台の片づけ方をご紹介しました。不要なものを処分して、必要なものを使いやすいように配置、収納していくと、日々の生活がしやすくなります。

そして、使わないものを処分する習慣をつけると、ものを買うときに慎重になり、余計な出費を防げるようになる効果も生まれます。

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