選んではいけない老人ホームの特徴6つ!
快適な生活を送るために

老人ホームについて  | 

老人ホーム選びの際には入居する本人の状態に合わせて、いろいろな条件を照らし合わせて入居先を決めていきます。

しかしそのような詳細の条件をつめる前に、選んではいけない老人ホームの条件というものもいくつかあります。

今回はそんな、選んではいけない老人ホームとはどんな老人ホームなのか、わかりやすい6つの目安を紹介していきます。

スタッフが少ない

老人ホーム内で、介護スタッフが少ないところはあまり優良な施設といえません。

当然ながら少ないスタッフで入居者のケアをしていると、きちんと手が回らない状況になり、十分なケアが受けられない可能性があります。

スタッフが少ないのが一時的であればまだ良いのですが、慢性的な人材不足の老人ホームになると、入居者が快適に生活することすら難しくなってしまいます。

基本的に介護する職員の数は「3:1」と呼ばれ、3人の入居者に対して1人のスタッフがケアするというのが一般的です。

さらに手厚いケアをする施設であれば「2:1」で、ふたりの入居者にひとりのスタッフが担当する場合もあります。 この数字は老人ホームに問い合わせれば教えてくれるはずで、どのくらいきちんとケアしてくれるかの目安になるので、事前に確認しておきたいものです。

電話対応が不信

老人ホームを選ぶ際には事前にホームの見学をすることもあります。

そこで、見学の申込みなどを電話で行うことになりますが、この電話対応も要チェックポイントです。

電話対応が常識的な内容なら問題ありませんが、明らかに上から目線だったり、態度が悪いという場合もあります。 もちろん電話対応したスタッフの質がたまたま悪いということや、介護職員ではなく事務スタッフが対応したという可能性もありますが、それでもやはり電話対応がきちんとできないということは、教育がしっかりされていないということになります。

また、電話に中々出ない施設は人手が足りていない可能性かあります。施設長が夜勤で現場に出ていて、見学の予約が取れないケースも気にした方が良いかもしれません。

経営状態が怪しい

老人ホーム選びの際には、ホームの特徴や種類をしっかり自分たちに合ったものであるかどうかを確認しなければなりません。

そのため、きちんとした経営状態なのかも事前に調べておきましょう。

万一入居後に老人ホームが経営破綻してしまった場合、その後の運営を他の会社が引き継げばまだ良いのですが、引き継がれない場合も考えられます。

そうなると入居に当たって高額な費用を払ったのに、それがすべて無効になり行き場がなくなってしまう可能性もあるのです。

実際のところ、老人ホームを含めた介護業界は新規参入する企業が多く、そのため老人ホームの経営ノウハウに乏しく、すぐに廃業してしまうということも珍しくありません。

もちろん経営状態を客観的な数字で第三者がチェックするのはなかなか難しいかもしれませんが、例えば創業からまだあまり年月がたっていない老人ホームや、老朽化した施設の設備がその間になっている老人ホームなどは、経営状態をしっかりチェックしておきたいといえるでしょう。

挨拶などの基本ができていない

挨拶は、その人の人となりを見るのに大切なポイントです。

もし施設に見学などで訪問した時、スタッフがきちんと挨拶できるかどうかは、老人ホームのレベルをチェックするのには最適ともいえるでしょう。

はじめに出迎えたスタッフや、案内するスタッフがきちんと挨拶できているかどうか。

さらにすれ違ったスタッフが挨拶してくるかどうかを見れば、施設がどの程度ちゃんとしているかがわかります。

老人ホームは入居者のケアをするために、本来ならさまざまなスタッフ教育がなされているべきです。

その基本として挨拶をするという教育がされているか、そしてそれを実践しているかが、見学の際のスタッフの対応で読み取れます。 もし挨拶する習慣すらないような施設だとしたら、きちんと入居者をケアできるような教育制度がないということになります。

人間関係がギクシャク

対応してくれたスタッフの人柄も要チェック項目ですが、対応してくれた人だけで施設全体のスタッフのイメージが同じかといえば、そうとはいえません。

しかしスタッフ同士のやりとりを見ている時に、不要に傲慢だったり、大声で怒鳴りつけたりといったあまり良くない人間関係が気になるような施設は要注意です。

施設内でのパワハラやモラハラは、しいては入居者に対しても行われる可能性もあります。

全体的に清潔感がない

見学に行った際には施設の中の状況も確認できます。

その際に全体的に不潔なイメージがある場合、要注意です。

不潔な設備は入居者の健康を損なう可能性が高く、きちんと管理されていない可能性もあります。 たまたまその時だけ汚れているということもありますが、日常的なケアをしっかりできていない施設は、全体的に清潔感に欠けることが多くなります。個人的意見ですが、新しい施設でもエレベーターが汚い施設は劣化が早いという経験則がありますので気にして見てください。

まとめ

今回紹介した選んではいけない基準というのは、老人ホームの質や教育、そして経営状態にフォーカスしてみました。

もちろん上記の条件に当てはまっていても、良い老人ホームである可能性はないわけではありません。

最終的にはしっかりご自身の目で確認することが重要となりますが、老人ホームは短期的な利用ではなく長期にわたる入居者の快適さに関わる問題ですから、妥協せずにしっかりその質を見極めることが肝心です。

老人ホームについての記事はこちら:老人ホームについて|ヨクラス通信

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