
同じ食材を使って同時進行でスープカレーと和風ラタトゥイユを作っておくと、材料は無駄なく使え、料理の時間を短縮することができます。
冷めてから冷蔵庫か冷凍庫で保管しアレンジして食卓に乗せましょう。
家庭の常備野菜とも言える玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンは、それぞれ素晴らしい薬効を持っており、毎日でも摂りたい食材です。
スパイスを使った薬膳スープカレー&和風ラタトゥイユをつくろう
スパイスが効いた洋風のスープカレーと、まろやかな和風味のラタトゥイユを同時進行でつくりましょう。
スパイスには様々な薬効がありますが、小さいサイズの振り出し式の乾燥タイプのものを用意しておくと便利です。
スパイスを使った薬膳スープカレーの材料(2人分)

●玉ねぎ大1個
●じゃがいも大1個
●ニンジン1本
●ミニトマト1パック
●青唐辛子6本
●ツナ缶1個
●ローリエ2枚
●カレー粉、ガムサマサラ、ターメリック、バジルなど、お好みのスパイス
和風ラタトゥイユの材料(2人分)と下ごしらえ

●玉ねぎ大1個
●じゃがいも大1個g
●ニンジン1本
●ミニトマト1パック
●青唐辛子6本
●ローリエ2枚
●鶏がらスープの素1個
●粉バジル少々
●薄口しょうゆ少々
材料の玉ねぎ大1個、じゃがいも大1個、ニンジン1本はそれぞれ大きめに切っておきます。
和風ラタトゥイユのつくり方(2人分)

野菜がひたひたに浸かるぐらいの水を入れて、鶏がらスープの素1個とローリエを加えて柔らかくなるまで煮ます。
ミニトマトは熱湯にくぐらせて皮を取り除いておきます。青唐辛子も熱湯にくぐらせるか、電子レンジにかけておきます。
ミニトマトと青唐辛子の鮮やかな色を保つため、他の野菜と一緒に煮ないようにしましょう。
ここまでの工程は、和風ラタトゥイユ、スパイスを使った薬膳スープカレーともに一緒です。
和風ラタトゥイユは火を止める前にミニトマトと青唐辛子を加えて薄口しょうゆ少々で、味を整え、粉バジル少々をふります。
和風ラタトゥイユのできあがり(2人分)

スープカレーのつくり方(2人分)
野菜が煮えてから、ツナ缶1個、カレー粉小さじ1~2杯、ガムサマサラ、ターメリック、バジルなど好みのスパイスを適量入れ、下ごしらえしたミニトマトと青唐辛子を加えます。
玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンの薬効について
玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンは、年間を通して比較的価格が安定しています。
ある程度保存もきくのでいつも常備しておきたい食材です。
それぞれの野菜の薬効は次の通りです。

玉ねぎの薬効
玉ねぎの主な栄養素はカリウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、ビタミンC、流加アリルなどです。流加アリルには疲労回復効果があります。
茶色の皮の部分はケルセチンというポリフェノールを多く含み、抗酸化作用があります。細胞や血管の老化を防止したり血圧を下げたりする働きが期待できます。
乾燥させた皮を煎じてお茶代わりに飲むか、味噌汁などに入れて摂るとよいでしょう。

じゃがいもの薬効
じゃがいもの主な栄養素はカリウム、デンプン、ビタミンB1、ビタミンC、ナイアシンなどです。
胃痛や腹痛を和らげる効果や、むくみや高血圧を改善する働きがあります。
ニンジンの薬効
ニンジンの主な栄養素はカリウム、カルシウム、カロテン、ビタミンCなどです。
主な薬効は、眼精疲労、ドライアイ、食欲不振、下痢、便秘、貧血、美肌、免疫力アップなどです。
まとめ
薬膳料理は難しい料理でもなければ、食べにくい料理でもありません。近くのスーパーでも手に入る野菜が驚くほどの薬効を持っているのです。
スープカレーや和風ラタトゥイユは、辛味や塩分を控え目にするなど、好みの味付けをしてお召し上がりください。