
トイレとお風呂は、モノが少ない場所です。いらないものを処分するのにもあまり迷いが出ないと言えます。
しかし、使い慣れているものは、買い替え時がわからないことも。お風呂の椅子は低すぎませんか? トイレの棚は高い位置にありませんか?
お風呂とトイレの片付け方と、見直しポイントを解説します。
お風呂の片付け方と体に合ったもの選び

お風呂にあるものは、シンプルで、たくさんモノがないところが特徴です。
しかし、お風呂は人によって入り方が違います。お風呂での歯磨き用に、歯ブラシを置いている方もあるでしょう。また男性の中には、お風呂でひげをそるため、シェービングクリームとシェーバーは必需品という方もあります。お風呂に手動式のマッサージ器を置いている方もあるかもしれません。
●お風呂の片付け手順
(1)お風呂の棚に載っているもの、タオル掛けにかかっているものを、一か所に集める
(2)お風呂で「いるもの」と「いらないもの」「お風呂以外の場所に戻す」にわける
(3)使うものは棚に戻す。お風呂では使わないけれど、違う場所で使うものは使う場所へ戻す。
(4)いらないものは捨てる
家族が使うものはお風呂に置いて、不要なものはお風呂から出してしまいましょう。
空になったシャンプーやシェービングクリームのボトル。多すぎる浴用タオル。もう使わないと思うイマイチなシャンプーや洗顔フォームがそのまま置いてあるなど、一度整理しないといけないと思っていたものはこの際、処分の対象にしましょう。
●お風呂の道具を見直してみる

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不要なものを処分して、お風呂がすっきりしたら、一度お風呂の使いやすさを見直してみましょう。お風呂のイスや洗面器は壊れるものではないため、なんとなく使い続けてしまうものです。
・洗面器
シャワーをつかうようになって、洗面器はどうしても必要なものではなくなりました。しかし、タオルをすすぐときや、ザバッとお湯をかぶる習慣の方には必要なものです。お湯を入れると洗面器は重さがありますので、手が痛い場合やしびれる場合には持ちづらいものです。取っ手付きの湯桶に替える、手の形にフィットした持ちやすい洗面器に替えるなど検討してはいかがでしょう。
・イス
昔は快適だったイスでも、今はヨッコラショと言いながら立ち上がってはいませんか。腰や足にかかる負担が大きいならお風呂のイスの買い替えが必要かもしれません。
・浴槽の手すり
浴槽に入るときに持つ手すりを壁に取り付けることを迷っている時は、浴槽のヘリに取り付ける手すりの導入を検討してみましょう。自分で取り付けられて、価格は10,000~20,000円ほどです。手すりがあると、浴槽に入るときも出るときも手で支えることが容易になります。
洗面器、風呂イス、手すりともホームセンターでも購入できますし、介護用品店ならプロのアドバイスをもらいながら検討も可能です。
快適にくつろぎたいお風呂、少しでも体の負担を減らす工夫をしましょう。
トイレを使いやすくする片付け方と考え方

トイレはモノが少ない場所で、片づけるのも時間はかかりません。片付けのポイントは3つです。
・トイレ内にある棚の中に入っているもの
・ラバーカップ
・掃除用具
●トイレ内の棚
トイレ内の棚に入っているものは、一度すべて取り出します。
低い場所の棚であれば、中にあるものが把握できます。しかし、天井近くなどの高い位置にある棚の場合、モノを手前に置いていくので、奥の方にはずっと以前に購入したものが残っている場合があります。
お風呂の場合と同じように、「いるものと」「いらないもの」に分別します。いらないものは処分、いるものは棚に戻しましょう。

<高い位置の棚は無理して使わない>
高い位置の棚をこれから先も使い続けるのは危険かもしれません。棚下に吊り下げるバスケットや突っ張り棚で手が届く位置に収納場所を変更しましょう。
手や目の届く位置であれば、使い漏れが起こらず、必要なものだけを収納できるので無駄がありません。
●ラバーカップがあるなら捨てないで!
トイレが詰まった時に必要になるラバーカップを、万が一に備えて置いているご家庭もあるのではないでしょうか。ラバーカップは使ったことがなくても、捨てずに置いておきましょう。
トイレが詰まった時に、ないと慌てます。すでに持っている場合は、そのままトイレで保管するか、大き目のナイロン袋に入れて、物置やベランダの隅(直射日光が当たらない場所)に収納してもよいでしょう。ケース入りのラバーカップは嵩が高いため、トイレからなくなるとかなりすっきりします。
ラバーカップは、何年も使わないかもしれません、置いたところを忘れないようにしてくださいね。
●掃除用具は使い捨てアイテムを使うのもあり
トイレブラシと洗剤、便器や床を拭くクロス、手袋などがトイレの掃除道具です。
掃除用具はトイレ内が一番使いやすく、理にかなった収納です。洗剤がたくさんある場合はよく使う1本だけ残します。ブラシが古い場合は処分してこの機会に新調しましょう。清潔感がアップして、気持ちよく掃除ができるでしょう。
最近は、ブラシ部分だけをトイレに流せるトイレブラシや、流せるお掃除クロスがあります。上手に利用すると、掃除の手間の軽減だけでなく、収納場所もコンパクトになります。
自分に合う便利で使いやすいものはないか、ドラッグストアで探してみてはいかがでしょうか。
お風呂とトイレは片付けと同時に使いやすさの見直しを

お風呂とトイレの片付け方と見直しポイントを解説しました。どちらも片付けは難しくない場所です。
片付けと同時に、パートナーと一緒に使いづらいものや場所はないかをチェックし、使いやすさの見直しを行いましょう。若い時と同じ環境は体に無理をさせることにもなりかねません。
今と、将来の自分たちを見据えて、少しずつ改善していきましょう。
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