シニアに音声メディアをおすすめする
6つの理由を解説!

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昨今のコロナ禍における自粛生活で外出の楽しみが減ったと嘆いている方もおられることと思います。そのためか、最近では自宅で楽しめる動画視聴サービスが急速に普及されているのだとか。

たしかに、動画でドラマや映画を観たり本を読んだりして1日を過ごすこともあるでしょう。でも、それって目が疲れませんか?

そんなシニアの方にはこれもまた急速に広がりつつある音声だけのサービス、音声メディアをおすすめしたいと思います。

ここでは、なぜ今シニアの方に音声メディアをおすすめするのか理由を解説しています。

音声メディアとは

「音声メディア」とは、読んで字の如く音声で情報を伝える媒体、手段を言います。でも、それだけでは「何のこっちゃ?」ですよね。

わかりやすく言うと、一番身近な音声メディアとして知られるのがラジオです。ラジオはテレビ放送が始まる前から世界中の人に愛されてきた情報伝達メディアであり世界有数の音声メディアでもあります。

ラジオを聴いていれば音楽はもちろん、ニュースやお天気などの情報が得られますよね。
ところが、近年の傾向では「音声メディア」と言うと「インターネットを介しての音声メディア」だと言われることが常識になっているようです。

そして、インターネットの普及により音声メディアの幅も広がり始めています。現代は多くの人がパソコンやスマホ(スマートフォン)を持ち、音声メディアのサービスも届けやすくなっているようです。

それだけに、シニアの方にもぜひ、音声メディアの幅を広げて日頃の生活に潤いを与えていただきたいと思います。

シニアにお勧めの音声メディア

ここではシニアにお勧めの音声メディアを5つ紹介しています。

1.radio(ラジオ)
➡電波を利用して放送局から送る報道や音楽などの音声放送

2.radiko(ラジコ)
➡パソコンやスマホでラジオを聴くことができるサービス

3.podcast(ポッドキャスト)
➡インターネットを通じて配信された音声をipod(アイポッド)やiphone(アイフォーン)などに保存して聴けるサービス

4.audiobook(オーディオブック)
➡本の朗読を録音したもの、「聴く本」とも言われている

5.YouTube(ユーチューブ)
➡お気に入りの動画や音楽を楽しむことができるオンライン動画配信サービス

高齢者の困りごと

高齢になると日頃の生活の中での困りごとが増えてきます。その困りごとの中でも特に上位に挙げられるのが目に関することでした。

●近くの文字が見づらい
●遠くの文字が見づらい
●文章を読んでいて理解するのに時間がかかる

こんな困りごとがあっても音声メディアを利用すれば快適な日常を過ごせるのではないでしょうか。

音声メディアをおすすめする理由6つを解説!

現在、世界中がコロナ禍で相次ぐ自粛生活に追いやられています。

そんな状況下での楽しみと言えば自宅でテレビを観たり、数々のサイトが配信している動画を観賞したりすることではないでしょうか。あるいは、読書やゲームが好きな人もいるでしょう。

でも、これってみんな目を使うものですよね。

年を取ると加齢により目が疲れやすくなっています。目の病気や疲れで大好きなドラマも本も楽しむことができないなんて退屈ですよね。

そこで、おすすめしたいのが音声メディアです。それでは、早速、音声メディアをおすすめする6つの理由を見てみましょう。

理由1.目が疲れない

通常、老眼になるのは45歳くらいからで新聞や本などの字や近くのものが見えにくくなります。

また、高齢になると涙が少なくなったり蒸発しやすくなったりしてドライアイに悩まされる方も多くいるようです。それを防ぐためには目の休息が必要になります。

視覚を使うテレビや動画、本や新聞を1日中見ていると目も疲れてしまいますよね。

ところが、音声メディアを利用すれば目を酷使することもなく知りたい情報や本の朗読、聴きたい音楽を楽しむことができるのです。

音声メディアなら目を休息しながら趣味に没頭することも可能ですね。また、視力や姿勢の悪化も防げるのではないでしょうか。

理由2.見えない分、想像力が逞しくなる

テレビや動画だと自分が想像しなくても画面に現れます。

ところが、音声メディアだと見えない分だけ聞こえた内容を頭でイメージしなければなりません。ということは、想像するということですよね。

これは字を読むだけの本でも同じことが言えますが、音や声だけでイメージするのってワクワクしませんか?

どんな人が話しているのだろう、どんな景色なのだろう、どんな、どんなと、とどんどん想像力が湧いてきて感情が豊かになります。

小さな子どもにお母さんやお父さんが本の読み聞かせをすると子どもは感情豊かに育つと言いますよね。シニアの方の心にもそんな効果が現れるのではないでしょうか。

理由3.場所を選ばない

音声メディアはどんな状況でも適応できます。つまり、ほとんどの場所で音声メディアを利用できるということです。

外出時の車や電車の移動中はもちろん、運動中、または仕事中に音声メディアを利用することで仕事に対する効率が上がったという報告もあるようです。音声メディアなら「ながら聴き」ができるので、たとえば、家事のアイロンがけをしながらテレビを観るのは危険ですがラジオを聴きながらでもアイロンがけはできます。

このように何か作業をしていても音声メディアなら同時進行できるのです。

これなら、忙しい人にはピッタリですよね。(但し、ウォーキングやジョギングの際にイヤホンで音楽を聴くのは危険を伴うのでおすすめしません)

理由4.管理がしやすい

インターネットを介しての音声メディアはパソコンやスマホを使用するだけなので整理整頓が苦手な人でも管理しやすいです。

また、オーディオブックもかさばらないため収納も簡単ですよね。

理由5.活字が苦手でも読書ができる

本を読むことは人生の財産に匹敵すると言います。それなのに、活字が苦手っていう人もいますよね。

でも、「聴く本」なら朗読のプロが感情を込めて読んでくれるので活字に苦労することがありません。あなたも「聴く本」で自分に投資してみませんか?

理由6.インターネットを利用している

下記の表を見ると50代以降のシニア世代もインターネットを利用している方が大変多いことが分かります。

せっかく、インターネットを利用しているのですからインターネットを介して使われる音声メディアを楽しまない手はありませんよね。

高齢者のインターネット利用率

引用:総務省 属性別インターネット利用率

まとめ

ここまで数々ある音声メディアの魅力をお伝えするとともに、おすすめしたい理由を解説してきました。理由6つをも一度確認してみましょう。

1. 目が疲れない
2. 見えない分、想像力が逞しくなる
3. 場所を選ばない
4. 管理がしやすい
5. 活字が苦手でも読書ができる
6. インターネットを利用している

動画を鑑賞したり本を読んだりするのも素晴らしいことですが、音声メディアには目で見るだけでは感じ取れないメリットもたくさんあります。

また、いつ収束するかわからないコロナ禍だからこそ動画視聴サービスと音声メディアを上手く使い分けて毎日を楽しんでいただきたいと思います。

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