ゴーヤチャンプルーで秋バテを解消!

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沖縄料理として有名なゴーヤチャンプルは、夏バテや秋バテを解消してくれる栄養成分をたっぷり含んだ一品料理です。
ゴーヤは加熱してもビタミンCが摂取でき、疲労回復効果や肌荒れ改善作用、感染症の予防効果があると言われています。
また、ビタミンB群を含む豚肉や卵、植物性たんぱくを含む豆腐などを一緒に調理することでバランスの取れた主菜になります。
ゴーヤチャンプルは夏バテ解消料理として知られていますが、夏の不調を引きずる秋バテ解消にも効果があります。
フライパン一つでできる簡単な料理なので、ぜひお試しください。

ゴーヤチャンプル

材料(2人分)

● 小さめのゴーヤなら1本、大きければ2分の1本
● 豚バラ肉150g
● 木綿豆腐2分の1丁
● ニンジン適宜
● 卵1個
● だし醤油または、しょうゆと酒各小さじ1杯、塩と砂糖少々
● オリーブオイル適宜

下ごしらえ(2人分)

ゴーヤは縦半分に切って、スプーンで種を取り5mm厚さくらいに切ります。
豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
ニンジンは好みで、入れても入れなくてもかまいませんが、入れる場合は千切りにします。
卵は溶いておきます。

作り方(2人分)

フライパンにオリーブオイルを入れ、豚肉、豆腐、ゴーヤ、ニンジンの順に入れて炒め、合わせた調味料を入れて混ぜ、溶き卵をからめます。

できあがり(2人分)

ゴーヤの種とワタの利用法

ゴーヤの種とワタをカラカラになるまで天日で乾かし、2リットルの水にひとつまみ入れて煮だして、ゴーヤ茶をつくります。肥満予防、むくみの解消、コレステロールの低下、高血圧、糖尿病予防、便秘の解消効果などが期待できます。

夏バテと秋バテについて

夏バテは暑気あたりとも言われ、冷たいものの食べ過ぎや運動不足、睡眠不足などが原因で、下痢や便秘などの胃腸障害や、肩こりや目眩、微熱や吐き気などを伴います。
秋バテは、ようやく涼しくなってきたころに体がだるくなったり疲れやすくなったりなどの体の不調が続きます。

秋バテは、夏の間の冷房や冷たい食べ物の摂りすぎで胃腸の働きが悪くなっているところに、昼夜の寒暖差や長雨などの低気圧の影響が加わって起こります。
また、夏の食事をあっさりした麺類などですませていた場合は、秋口に軽い栄養失調状態になっていることもあり、栄養不足が疲れを引きずる原因になっている場合もあります。
食事を見直し、毎食肉や魚大豆製品などの良質なたんぱく質と野菜をしっかりとるようにすると、体の不調が解消されます。

ゴーヤの旬と栄養成分について

ゴーヤの旬は6月から9月です。年中店頭に出回っていますが、基本的に夏野菜なので10月を過ぎると、冷え性の方には不向きかもしれません。
ゴーヤの栄養成分は、カリウム、カルシウム,ビタミンC、マグネシウム、モモルデシンなどです。
ゴーヤ特有の苦みは、モモルデシンという成分ですが、この成分は肝機能の強化作用や胃腸の分泌を増進する作用、血糖値を下げる働きが期待できます。
また、通常ビタミンCは加熱すると失われやすいのですが、ゴーヤは炒めてもビタミンCが壊れにくい特徴があります。

まとめ

夏バテから秋バテに移行しないように、バランスの取れた主菜を毎食しっかり摂るようにしましょう。
ゴーヤチャンプルーはフライパン一つで簡単に作れ、身体に欠かせないタンパク質やビタミン類をしっかり摂ることができます。
一品で必要な栄養素がすべて摂取できる優秀なおかず、ゴーヤチャンプルーを季節の変わり目に食卓に乗せましょう。
ゴーヤは、生活習慣病の予防や改善効果があるだけでなく、感染症の予防効果も期待できるようです。
アレンジして我が家流のゴーヤチャンプルーをお楽しみください。